尾山台みどり保育園

●設計事例の所在地: 
東京都世田谷区
●面積(坪): 
615㎡(186坪)
●建物の種類(大分類): 
医療・福祉施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

駅に近い住宅地に建つ認可保育園。
敷地の制約上1階には園庭が十分に取れないため、1階から屋上に至る外部を緑の斜面で連続させ、そこに滑り台も一体化して外の遊び場を形成した。
回遊性のある立体園庭をもつ保育園である。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

狭小な敷地の中にクラスルームを機能的に配置できるか、また面白い園庭を作れるか。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

保育園の実績が複数あったこと、園庭や内装に気を遣っていたこと、ではないかと思います。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

立体園庭はフラットな遊び場である屋上と滑り台、斜面を連続させ、子供がループを描くように走り回れる園庭である。植栽を配した斜面は子どもの発見の場であると同時に、町に緑の景を提供している。
園庭を立体化することで基準面積を確保し、園外の代替園庭を不要とした。
内部は、木と土による柔らかい雰囲気の仕上とした。ハイサイドからの包まれるような光と共に温かみの感じられる保育空間を創出している。

その他の画像: 

エントランスホールから保育室を見る。
木と左官の柔らかい雰囲気の仕上としている。

1階保育室1。園庭(砂場)にすぐ出られる関係とし、隣の保育室とも扉の間仕切を開ければ一体化して利用できる。

1階保育室2。

2階保育室1。通常は可動間仕切により3保育室として使っている。開放して遊び場、イベントに利用できる。

2階保育室2。隣地側に大きな窓は取れないため、ハイサイドにより上部から柔らかい光を取り入れている。

1階園庭。1階の外部は狭いため、ほぼ砂場のみの園庭である。

屋上園庭。フラットな広がりをもたせて、遊具やボール遊びができる場所としている。

屋上、滑り台、緑の斜面が一体となった園庭。

天然の芝生による緑の斜面は、遊び場であり、発見の場所である。

屋上より。町を眺めながら滑り台を滑り降り、また屋上へ。

設計者

ユーザー 石川恭温アトリエ 一級建築士事務所 石川恭温 Yasuharu Ishikawa の写真
オフライン
Last seen: 8ヶ月 1日 前
登録日: 2012-07-24 10:28